第 16 卦
雷地予
雷上地下
卦辞
利建侯行师雷が地から破れ出て、野がまるごと動く。この種の勢いは起こしやすく、狙いをつけにくい。
大象
何かが告げられる前に、雷は地面を上がってくる。あらかじめ用意されたものは、押されずに動く。
六爻
下から上へ読む。動爻は本卦で一度、変卦でもう一度読む。
- 初六第 1 爻
鸣豫,凶
勢いが出たばかりで足場も定まらぬうちに声を上げれば、退く道を自ら焼くことになる。
原文の断辞凶
- 六二第 2 爻
介于石,不终日,贞吉
石のように硬く、周りがどう動いても揺れない。一日が終わらないうちに、止まるべきところはもうはっきりしている。
原文の断辞吉
- 六三第 3 爻
盱豫,悔。迟有悔
上を見て機嫌を取ろうとすれば、長引くほど言い直す余地は薄くなる。
原文の断辞悔い
- 九四第 4 爻
由豫,大有得。勿疑。朋盍戠
重みはここに落ち、他の者たちはそれが支えるからこそ動ける。実りは厚い。疑いだけで彼らは散らばる。一本の簪がほどけた髪を一つの束にまとめるように、人の心もまた同じようにまとまる。
- 六五第 5 爻
贞疾,恒不死
病根がつきまとっても人は倒れず、日々は病を抱えたまま前に進む。
- 上六第 6 爻
冥豫,成有渝,无咎
高ぶりに沈んで止まれず、事が成った後にも改める一歩が残る、その場に留まるな。
原文の断辞咎なし
各爻が動いた先
一爻を反転させれば別の卦になる。その六つの行き先を並べた。