第 31 卦
沢山咸
沢上山下
卦辞
亨。利贞。取女吉沢が山の上にあり、二つは押されずに応じる。ここでの影響は空いたところを通り、満ちた手は何も受け取らない。
大象
山頂の沢に、斜面が重さで応える。応じるのは下からで、そこへは指示が届かない。
六爻
下から上へ読む。動爻は本卦で一度、変卦でもう一度読む。
- 初六第 1 爻
咸其拇
足の指が動かされても体はその場にとどまる。この一歩は地面を探るだけで、まだ全身を動かすには足りない。
- 六二第 2 爻
咸其腓,凶,居吉
すねが引かれて進もうとするが、とどまれば位置を保てる。重心が定まらないうちに動くことが最も消耗する。
原文の断辞凶吉
- 九三第 3 爻
咸其股,执其随,往吝
ももが引かれて他人の調子に従い、途中まで来て初めて自分では抜け出せないことに気づく。
原文の断辞吝
- 九四第 4 爻
贞吉悔亡,憧憧往来,朋从尔思
心が揺れ動き、得と損を繰り返し計算する。本当に同じ道を行く者は、ただ今のその考えに従う。
原文の断辞吉悔い消える
- 九五第 5 爻
咸其脢,无悔
引く力は背骨の中央に落ち、届きも押しもできない。ここでは多くを語る必要はなく、しっかり立っていればよい。
原文の断辞悔い
- 上六第 6 爻
咸其辅,颊,舌
引く力は唇と舌にとどまり、言葉はすでに出たのに体はついてこない。今は声を収めるほうが続けるより安定する。
各爻が動いた先
一爻を反転させれば別の卦になる。その六つの行き先を並べた。