第 53 卦
風山漸
風上山下
卦辞
女归吉,利贞木が山に育ち、根は斜面を一年ずつ取っていく。ここでの前進は順序から来て、この地面で近道をすれば、昇らずに横へ傾ぐ。
大象
木は山に根を張り、一つの斜面ずつ登る。緩やかな線は、どの一歩も全部を負わないので切れにくい。
六爻
下から上へ読む。動爻は本卦で一度、変卦でもう一度読む。
- 初六第 1 爻
鸿渐于干,小子厉,有言,无咎
歩み始めたばかりで足場も定まらぬうちに口を開く。まずは言葉を控える。
原文の断辞危うし咎なし
- 六二第 2 爻
鸿渐于磐,饮食衎衎,吉
安定した地に落ち着き、安心して食事ができる。この落ち着きは急いで動かぬことから来る。
原文の断辞吉
- 九三第 3 爻
鸿渐于陆,夫征不复,妇孕不育,凶;利御寇
雁が高い所から陸地に降り、翼はまだ広げたままで足はもう地に着いている。出征した者は遠くへ行ったまま戻らず、身ごもった婦人は子を産めない。この時は攻めるより守る方が有利だ。力を内に集め、外から入ってくる一団を防ぐ。
原文の断辞凶
- 六四第 4 爻
鸿渐于木,或得其桷,无咎
主位に近いが足場はまだ固まらぬ。寄りかかれる小さな支えを一つ見つければ足りる。
原文の断辞咎なし
- 九五第 5 爻
鸿渐于陵,妇三岁不孕,终莫之胜,吉
雁が高い山の尾根に降りる。最も高い位置で、風も最も厳しい。婦人は三年の間子を宿さず、年を重ねても腹は空のままである。しかし押し寄せるものはついに彼女を倒せず、やがてこの位置が局面を安定させる。
原文の断辞吉
- 上九第 6 爻
鸿渐于陆,其羽可用为仪,吉
極みに至り、残した痕跡はもはや自分の用ではなく、後に来る者のためとなる。
原文の断辞吉
各爻が動いた先
一爻を反転させれば別の卦になる。その六つの行き先を並べた。