第 10 卦
天沢履
天上沢下
卦辞
履虎尾,不咥人,亨虎の尾を踏むように歩いている。歯を立てさせないのは礼であり、それは足もとにある。
大象
天が上、沢が下、それぞれの場所にある。高低が出会えるのは、足もとがはっきりしているから。
六爻
下から上へ読む。動爻は本卦で一度、変卦でもう一度読む。
- 初九第 1 爻
素履,往无咎
歩き始めは自分の本来のやり方で進み、飾らず地を探らずにいれば、道は通じたままである。
原文の断辞咎なし
- 九二第 2 爻
履道坦坦,幽人贞吉
平らな道で、端の賑わいに引かれず一人を選べば、足元はかえって安定する。
原文の断辞吉
- 六三第 3 爻
眇能视,跛能履,履虎尾,咥人,凶。武人为于大君
力が足りないのに踏み出せば、踏み外した一歩は近くの者にありありと見える。
原文の断辞凶
- 九四第 4 爻
履虎尾,愬愬终吉
上位者のすぐそばを歩み、一歩ごとに気を張る。その緊張自体が足元を慎重に保たせる。
原文の断辞吉
- 九五第 5 爻
夬履,贞厉
権限を握って独断し、決断があまりに潔すぎれば、そばの誰も差し出口を出せない。
原文の断辞危うし
- 上九第 6 爻
视履考详,其旋元吉
最後まで行ったら振り返り、来た道を一歩ずつ確かめ、明らかになってから退いてこそ収まる。
原文の断辞吉
各爻が動いた先
一爻を反転させれば別の卦になる。その六つの行き先を並べた。