第 22 卦
山火賁
山上火下
卦辞
亨。小利有攸往火が山の下にあり、斜面を照らすが暖めない。装いは小さな用を助け、大きな用はそのままにする。
大象
山の裾の火が、夕暮れに尾根を浮かび上がらせる。輪郭が明快なら読めるが、運べるものはない。
六爻
下から上へ読む。動爻は本卦で一度、変卦でもう一度読む。
- 初九第 1 爻
贲其趾,舍车而徒
始めるとき力が足りなければ、車を捨てて歩くほうがよい。力は足に使い、見栄には使わない。
- 六二第 2 爻
贲其须
大きなものの縁を飾る。自らに独立した重みはなく、中を得て寄り添い、位置は安定しても主とはならない。
- 九三第 3 爻
贲如濡如,永贞吉
内卦の果てに至り、光沢は潤って柔らぐ。長く一処に留まることが、滑り出さないようにする。
原文の断辞吉
- 六四第 4 爻
贲如皤如,白马翰如,匪寇婚媾
主位に迫りながら心が怯む。白馬は疾走してためらい、来る者は敵ではなく盟を結ぶ相手である。
- 六五第 5 爻
贲于丘园,束帛戋戋,吝,终吉
園圃に退いて簡素に事を行う。薄い布一束でも差し出せる。場は寒々しいが余地は残る。
原文の断辞吝吉
- 上九第 6 爻
白贲,无咎
最後には飾りをすべて褪がし、本色だけを残す。一歩退くほうがかえって破綻を残さない。
原文の断辞咎なし
各爻が動いた先
一爻を反転させれば別の卦になる。その六つの行き先を並べた。