第 21 卦
火雷噬嗑
火上雷下
卦辞
亨。利用狱歯のあいだに何かが挟まり、噛み切るまで通らない。ここは一度きれいに噛む場面で、噛んだ側にも跡が残る。
大象
雷が火の下にある。火花に力が伴う形。噛まずに熱だけを当てると、表面を焦がして終わる。
六爻
下から上へ読む。動爻は本卦で一度、変卦でもう一度読む。
- 初九第 1 爻
屦校灭趾,无咎
足に木の枷がはめられ、一歩踏み出すたびに引き戻されて、その場に留まったまま動けない。
原文の断辞咎なし
- 六二第 2 爻
噬肤灭鼻,无咎
柔らかい所を噛むと鼻先まで沈み込み、物事が順調なときほど却って近づきすぎてしまう。
原文の断辞咎なし
- 六三第 3 爻
噬昔肉,遇毒;小吝,无咎
傷んだ肉を噛めば、悪い味はすでに口に入っており、それでも引き返すのは惜しく感じられる。
原文の断辞吝咎なし
- 九四第 4 爻
噬干胏,得金矢,利艰贞,吉
干し肉がまだ骨についている。歯は硬いものに当たり、噛み砕けない。だから咀嚼は遅くなり、何度もそこを繰り返し磨く。やがて肉がほぐれ、青銅の鏃が現れる。歯を妨げていたものは、初めから肉の中に埋まっていたのだ。
原文の断辞吉
- 六五第 5 爻
噬干肉,得黄金,贞厉,无咎
干し肉を裂くと、歯が黄色い青銅の塊に触れる。それは繊維の奥に沈み、重くて飲み込めず、吐き出すこともできない。それを含んでいると顎が疲れ、体を安定させたまま、その塊を少しずつ動かして外していく。
原文の断辞危うし咎なし
- 上九第 6 爻
何校灭耳,凶
枷が耳の付け根まで押し当たっても、なお無理に前へ進もうとし、周りの音さえはっきり聞こえない。
原文の断辞凶
各爻が動いた先
一爻を反転させれば別の卦になる。その六つの行き先を並べた。