第 14 卦
火天大有
火上天下
卦辞
元亨火が天の上にあり、野を照らす。持っているものは大きく、手を緩めたほうが保てる。
大象
柔らかい一爻が、強い五爻の中央を保つ。正午の太陽は、午後の始まりでもある。
六爻
下から上へ読む。動爻は本卦で一度、変卦でもう一度読む。
- 初九第 1 爻
无交害,匪咎,艰则无咎
物事が始まったばかりで手元が少ないうちは、人と交わって関わり合わない方がよい。置いて耐える方が後の手間を省く。
原文の断辞咎なし
- 九二第 2 爻
大轝以载,有攸往,无咎
重い物を車にしっかり載せてから出発する。台が広くなければ遠くへは行けない。今の余地は、重さを支える元手を先に整えることにある。
原文の断辞咎なし
- 九三第 3 爻
公用亨于天子,小人弗克
内側の端まで来ると、外へ渡す加減が最も難しい。渡せれば通り道になり、渡せなければその場で詰まる。
- 九四第 4 爻
匪其尫,无咎
主位のすぐそばでは、鋭さを出しすぎると妬みを招く。その誇示を収めてこそ、立つための余地が生まれる。
原文の断辞咎なし
- 六五第 5 爻
厥孚交如,威如;吉
誠実さは往来を滑らかにするが、親しさだけでは場を持ちこたえられない。重みを感じさせることも要り、両方が同時にあってこそ立つ。
原文の断辞吉
- 上九第 6 爻
自天佑之,吉无不利
終わりに至れば退き、事を引き渡す。流れに従う方が無理に押すより楽で、残りは自ずと誰かが引き継ぐ。
原文の断辞吉不利なし
各爻が動いた先
一爻を反転させれば別の卦になる。その六つの行き先を並べた。